ビネガロン

ビネガロン

見た目から和名はサソリモドキのビネガロン。毒虫界のスカンクと呼ばれるように、肛門から毒ガスを発生させるようですが、積極性はないようです。
 

ビネガロンの生態

名前の通りサソリに似た特徴があり、ハサミと後端の尾にその共通点が見いだせる。またクモにも似ており、両者を掛け合わせたような外見を持つ。全身はほぼ黒褐色で丈夫な堅い外皮を持つ。頭胸部と腹部はそれぞれ楕円形でやや偏平、その間は少しくびれる。ハサミを頭胸部の前に曲げた状態では、握りこぶしを口元に寄せたようにも見える。腹部の後端に細い紐状の尾があり、whip scorpion=ムチサソリという別名はここから来ている。
全長は 25–85 mm程度、30 mmを超える種は少ない。Mastigoproctus 属が最大である。
頭胸部には付属肢として1対の鋏角、触肢、4対の歩脚をもつ。 鋏角は鋏状で極小さく目立たない。 触肢は発達し太く短い鋏状になっており、獲物を捕獲するほか巣穴を掘るなどの用途に用いられる。 歩脚の第一脚は細長く、体の前方にのばし、昆虫の触角のような感覚器官として用いられる。他の3対は歩行用の足になっている。眼は頭胸部の前方に1対、側面に3対の単眼をもつ。 腹部には体節があり、付属肢はなく、呼吸器官として腹面に2対の書肺をもつ。後端には頭胴長とほぼ同長の尾があり、紐状で、サソリ類のように自在に屈曲はせず毒腺もないが、付け根に肛門腺をもち、 酢酸・カプリル酸の混合物を噴射する。英名 "vinegaroon" は、この物質が酢 (vinegar) のような臭いを持つことに由来する。 強い刺激があり、これが皮膚に触れたり目に入ると、火傷様の皮膚炎や角膜炎等を起こすことがある。
サソリモドキ -wikipedia

お酢っぽい匂いを放つからビネガロンって・・・。

大きいものでは、100mmを超えるらしいです。


日本に生息するビネガロン

日本に生息するのは アマミサソリモドキとタイワンサソリモドキの2種。

どちらも主に沖縄の伊平屋島以南に生息しているようです。

タイワンサソリモドキの画像
タイワンサソリモドキ
(出典:http://mushinavi.com/navi-insect/data-sasorimodoki_taiwan.htm)


44

刺激を与えなければ、手にとって遊ぶことができるんだとか・・・。


ビネガロンの子育て

47
(出典:http://blog.livedoor.jp/antroom/archives/51453616.html)

やっぱり気持ち悪い・・・。


ビネガロンの歩く様子

 
(出典:https://www.youtube.com/watch?v=tH1pQMINPZo Thelyphonida - sasorimodoki)

クワガタっぽい!?


サソリモドキと言われてるけどサソリ(イエローフォレスト)と戦わせた結果

 
(出典:https://www.youtube.com/watch?v=oBOS0BiGJnE Желтый Скорпион VS Мексиканский Телифон) 

勝っちゃうんですよね。堅い外皮が毒針から守ってくます。

強い!


45