310 

アフリカマイマイ

は日本にも生息する世界最大のカタツムリで、成貝の殻径が7 - 8cm、殻高が20cm近くに達するほど大きいのですが、このアフリカマイマイがいろいろと危険な生物なんです。


寄生虫が危険!場合によっては死に至る

本種を中間宿主とする寄生虫(広東住血線虫)は、人間に寄生した場合、好酸球性髄膜脳炎を引き起こす危険があり、場合によっては死に至る。触る、這った跡に触れる等してもこの寄生虫に寄生される危険がある。
アフリカマイマイ - Wikipedia

生態系に対して壊滅的な影響を与える

広汎な食性を有し、強靭な生命力、無類の繁殖力を誇る本種は侵入先の生態系に対して壊滅的な影響を与える。とくに大陸と隔絶されている海洋島の生態系に対しては、天敵に対して無防備な固有種植物群を絶滅に追い込むまで根こそぎ喰い荒らす。
また、旺盛な食欲でエサを横取りする
アフリカマイマイ - Wikipedia

さらに!

本種が海洋島の陸産貝類固有種に及ぼした二次被害の影響は計り知れない。主として太平洋の海洋島においては、本種の駆除のため肉食性のヤマヒタチオビ Euglandina rosea (Ferussac, 1821) が導入された。しかしいずれの島においても同種はアフリカマイマイには見向きもせず、ずっと捕食しやすい海洋島固有種を狙ったので、各島における陸産巻貝固有種は危機的なまでにその数を減らし、とくにハワイ諸島やタヒチにおいてはかなりの数の種が絶滅した。日本もその例に漏れず、ヤマヒタチオビを導入した小笠原諸島父島において陸産貝類固有種は1属を除いて絶滅した。
アフリカマイマイ - Wikipedia

海外の駆除、研究されるアフリカマイマイの動画

 
出典:https://www.youtube.com/watch?v=n3tXAPkqbFg Attack of the Giant African Snails!


アフリカマイマイは繁殖力もスゴイ!

産卵数は100 - 1000個以上であり、これを約10日の周期で繰り返すため、すさまじい繁殖力を誇る。成長も早く、孵化後半年から1年で成貝になる。
アフリカマイマイ - Wikipedia

生命力もスゴイ!

生命力も強靭で、原産地アフリカの環境に適合しているため乾燥に強い。殻口に蓋をして仮眠状態になり、半年以上持ちこたえる。ただし低温には弱い。成貝の寿命は歯舌が磨り減って摂食不可になるまでの3 - 5年ほどである。
アフリカマイマイ - Wikipedia

カタツムリと言えば、愛嬌があってかわいいイメージが強いのですが、このアフリカマイマイに至ってはカタツムリ界の暴君とでも言いましょうか。

世界の侵略的外来種ワースト100にも選定されるほどです。

一方では、ペットとして飼われたりすることも。

Our Giant African Land Snail

 
出典:https://www.youtube.com/watch?v=pHaAdXgJZ4U 

この女性は、干からびそうになっていたアフリカマイマイを救出、保護して現在に至るようです。


日本の場合、アフリカマイマイは食用目的で人為的に移植されたのですが、厳重に隔離はされていたが沖縄戦(1945年(昭和20年))を機に逸出してしまったらしいです。沖縄戦という戦争経緯を見れば運が悪かったのかもしれませんが、いろんな方面からのリスクを想定していかなければならないと思い知らされるきっかけとなった生物のひとつかもしれません。