341 

虫の世界ではさまざまな寄生昆虫がいますが、なかでもノミバエ科に属するタイコバエはアリをゾンビ化して操るという恐ろしいハエです。

自分より何倍もの大きなアリに対し卵を産み付ける為には、縄張り争いで体力を消耗しているところを狙うようです。


Flies own ants

 
出典:https://www.youtube.com/watch?v=6UThaL-D6U8 


タイコバエの生態

ノミバエ科に属するハエの1種。繁殖する際に、アリをゾンビ化して操ることで有名。

タイコバエは、アカカミアリという毒針を持つ凶暴なアリの一種を見つけると、その体内に針のような管で卵を産み付ける。ふ化したタイコバエの幼虫(ウジ)はアカカミアリの頭の中へ移動し、そこで脳髄をすすりながら成長する。しばらくすると、アリはウジにコントロールされているかのように動き始める。

同じ巣のアリからの攻撃を避けるため、アカカミアリはタイコバエの幼虫に操られるかのように巣を出て行く。たいていは、湿り気のある緑の多い場所にたどりつく。中には巣を離れてから50メートルもさまよい続ける“ゾンビ”アリもいるという。

やがて、タイコバエのウジは、そのホストの首を切り落とし、内部を食べながらさらに成長する。そして卵が産み付けられてから約40日後に、ほぼ成虫に近い蛹(さなぎ)になる。

アメリカ南部では、外来種であるアカカミアリの繁殖を抑制するため、定期的に数種のタイコバエを野に放している。
タイコバエとは - はてなキーワード - はてなダイアリー

342