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ヤブキリ

といえば、バッタ目キリギリス科の昆虫で、沖縄・南西諸島をのぞく日本全土に分布していて、よく見かける昆虫のひとつです。

幼虫の頃は、主に花粉や花弁を食べているのですが、脱皮を重ねるごとに肉食性が強くなっていき、身体のつくりも肉食昆虫へと変わっていくのです。


ヤブキリは最強のバッタ 時にはカマキリさえも捕食する

特にキリギリスの仲間である「ヤブキリ」という昆虫は何でも食べる「悪食」で知られ、蟻に物乞いをする事など無さそうです。

バッタの仲間の食性は草ばかり食べる草食と思われがちですが、ヤブキリも幼生の間は草食が中心の雑食です。

しかし、脱皮を繰り返して成虫に近づくごとに頭が大きくなり、大顎も発達します。
更に前足にも棘が生えて生きた獲物の捕食に適した体の特徴が現れてきます。
もちろん、ヤブキリは成虫になっても草葉や果実も食べますが、他の昆虫や小動物を捕食する頻度が高くなります。
ヤブキリは最強のバッタ 時にはカマキリさえも捕食する

ヤブキリのカマキリ喰い

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出典:https://www.youtube.com/watch?v=K-gVOGumzw0 


キリギリス(ヤブキリでした)とクマゼミの戦い!一方的でした。

 
出典:https://www.youtube.com/watch?v=XM_c1uwhVu0 


ヤブキリの形態

体長(頭部より羽の先まで)45-55mm前後。体色は緑が普通。まれに全身が黒褐色になるものもいる。羽は腹端より僅かに出る。頭頂から羽の先まで背面を貫くように褐色の筋がある。
一見キリギリスに似るが、羽をのぞいた体長はより小さめ、後肢も短めで、樹上生活に適応したコンパクトな体型である。反面顎や脚の棘はキリギリスより長く、より捕食に特化している。趺節も発達している。また夜の活動がメインとなるため触角もやや長い。羽は腹部より短くなることはなく、また特に目だった模様もない。
またウマオイとも混同されるが本種は雌雄で羽の形が極端に異ならず、体の大きさの違いで一目瞭然である。 メスの産卵管は長めで、腹部と胸部を足したぐらいの長さ。キリギリスと異なりまっすぐに伸びる。
ヤブキリ - Wikipedia

ヤブキリの幼虫の画像

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幼虫はかわいい感じでいいですけど、成虫の中でも最終形態はごっつ過ぎて苦手な人多いと思います。

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