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マレーシアもしくはブルネイには、敵に襲われると自爆するアリが生息しています。

ジバクアリの働きアリは、敵に襲われると腹筋を収縮することにより体の一部を自爆させ、刺激臭のある粘性の毒液を相手に浴びせ、味方への注意と共に敵の動きを封じた上で道連れにします。

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Le formiche kamikaze, Camponotus cylindricus

 
出典:https://www.youtube.com/watch?v=BxMvgf1iXSk 

動画の途中で、イナゴのような虫がジバクアリの自爆によって毒液を浴びているようですが、かなり息苦しいように見てとれます。

毒液の成分

毒性接着剤は、雨季は明るい白色、乾季と雨季の初めごろは淡い黄色(もしくはクリーム色)と変色する。その理由は季節変化の食性か内部phの違いによるものと考えられている。成分は「主にポリアセテート、脂肪族炭化水素、およびアルコール」から構成されている。

 ・ フェノール類 - ベンゼン環に直接ヒドロキシ基が付いている化合物。
  • 2',4'-ジヒドロキシアセトフェノン - アセトフェノンのベンゼン環の2位(オルト位)と4位(パラ位)に1つずつヒドロキシ基が付いた化合物。
  • 2-メチル-5,7-ジヒドキシクロモン - クロモン類の1種。
  • m-クレゾール - ヒトの皮膚を腐食しり性質を持ち、消毒薬としても使用される。ただし、m-クレゾールはごく微量しか含まれていない。
  • オルシノール - これもごく微量しか含まれていない。
 ・ 脂肪族化合物 - 長い炭化水素鎖を持った化合物。
  • ウンデカン - 炭素数11の直鎖アルカン。しばしば昆虫に含まれることのある成分。
  • 2-ヘプタノン - これはごく微量しか含まれていない。
 ・ テルペノイド - イソプレンが縮合して合成される化合物。イソプレンの炭素は5個なので、テルペノイドの炭素は5の倍数個。
  • シトロネラール、シトロネロール、シトロネル酸 
  • イソプレゴール
などといった化合物が含まれている。
ジバクアリ - Wikipedia

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別名バクダンオオアリとも呼ばれ、kamikaze antsと表記されることも。

残念ながら自爆の瞬間の映像は見つけられませんでした。