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世界で900以上の属に分類され6,000種以上が知られるサシガメの中に、クモを好んで捕食する“ジラフ・アサシンバグ”という暗殺虫が存在しているようです。

クモといえば、虫の世界では強力な捕食者で、網を張る造網性のクモに関して言えば網自体が超高感度システムといわれ、そんなクモを一体どのように暗殺してしまうのか。

ナショナル ジオグラフィックで紹介されています。



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ジラフ・アサシンバグの巧妙な手口をざっくり説明すると
  • クモは1インチ(2.54センチ)のおよそ100万分の1という細かさで糸の動きを感じ取れるが、ジラフ・アサシンバグはほぼ毎回、クモに近づく方法を工夫している。
  • 風等で空気が動きクモの振動センサーが乱れている時を狙う。
  • クモが巣の見回りを始めると後ろに下がる。
  • クモに近づくことに成功したら口吻を突き刺し毒を注入。
おそらく「ジラフ」(キリン)と呼ばれる長い首は、最後の一手の為に進化したと思われます。

クモは常に捕食側の上位に君臨しているので、サシガメに捕食されるのは屈辱的と言えるのではないでしょうか。

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出典:https://www.youtube.com/watch?v=sFjGGHAZN0A 

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